退職金の税金は優遇されるって本当?どれぐらい貰える?

退職金には通常の給料と違って税金面で優遇されるって聞いたことがありますが本当ですか?また、どれぐらい貰えますか?

所得税が優遇されます。退職金の額については分かりません・・・

自営業者やフリーター、入社したての新入社員や会社でバリバリ働いている方からすれば、退職金がいくら貰えるなんてどうでもいい話かもしれません。

しかし、転職を考えている方や定年退職を間近に迎えた方にとっては、退職金がどれぐらい貰えるのかは非常に気になることです。

まず、質問者さんの「どれぐらい貰えますか?」と言う問いには、質問者さんの勤続年数も給料も分からないので答えようが無いです。

参考までに、厚生労働省が発表した2012年度の退職金の平均額は、大卒で2335万円、高卒だと2001万円になります。(勤続年数35年以上の方を対象)

この額を多いと感じるのか少ないと感じるのかは微妙ですが、私は5年間ぐらい一つの会社でサラリーマンをしていましたが、その時の退職金は50万円も無かったと思うので、個人的には凄く貰っているなーって思います。

退職金は税金面で優遇されます

退職金も所得になるので、税金がのしかかってくるので、仮に2,000万円の退職金があっても全ての額を手取りで支給される訳ではありません。

しかし、毎月貰う給料に比べると税金面(所得税)で優遇されています。

退職金の所得税率の計算方法は独自で定められています。

2,000万円の退職金を支給された場合、勤続年数が20年未満の場合は1年につき40万円、20年を超えた分は1年につき70万円が控除されます。

仮に25年働いて定年退職する場合、最初の20年間は「20年×40万円」=800万円、20年を超えた残りの5年は「5年×70万円」=350万円、合計すると1,150万円分の税金が控除されます。

退職金は2,000万円で1,150万円控除されるので、850万円。退職金の場合は、そこから更に半分が控除されるので、「所得税の課税対象になるのは425万円」になります。

2,000万円あった退職金の3/4が控除されるって凄くないですか??

退職金と毎月貰える給料で比較

退職金の場合

先ほどと同じ条件で税額を計算すると、所得が450万円だと「所得×20%-427,500円」が課税されます。

計算すると427,500円になります。

給料の場合

給料で2,000万円あるって相当ですが、例なので気にせずに計算してみましょう。

2,000万円がそのまま所得税の課税対象になるので「所得×0.4%-2,796,000円」が課税されます。

計算すると5,204,000円になります。

退職金と給料の税金額の差は約480万円です。

全然違いますよね。

退職金は必ず支給される訳では無い

一つ言っておきたいのは、退職金支給制度は法律で定められたものではありませんので、退職金支給制度を定めるのか定めないのかは企業の自由なので、全ての企業で退職金が支給されるとは限りません。

ちなみに、退職金支給制度がある企業の割合は90%程と言われています。大企業ならこの割合は大きくなるし、中小企業や設立されたばかりの企業だと割合は低くなるでしょう。

また、退職金支給制度がある企業でも、勤続年数〇〇年以上じゃないと支給されないし、クビになった場合でも支給されません。(クビに関しては、自業自得ですが・・・)

支給額も企業で定めることができるので、30年も働いて数百万しか支給されないことだって有り得ますので、過度の期待は禁物です。

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公開日: 2015年1月6日